嫁入り道具の訪問着

6月 17th, 2014

もう、18年近く前のことですが。
私の結婚が決まった時、母が着物をいろいろ揃えてくれました。
多分そんなに着る機会がないと母も思っていたようですが、母心なんでしょうね。3着ほど作ってくれました。
中でも訪問着はとても気に入っていました。
落ち着いたピンクで、上品な花柄の落ち着いた着物でした。
結納の時に着ただけで、結婚してからはすぐに2人の娘が産まれたので
着物を着る余裕などなく、時間に追われる毎日でした。

次女が小学校に入学するとき、ふと「着物を着よう」と思いました。
あんなに素敵な訪問着があるんだから、と。
結婚前に一通り着れるように着つけは習っていたので、
髪も自分でなんとかセットできるし、と全て自分で用意しました。

久しぶりに出してみた訪問着はやっぱり素敵でした。
結婚前に母と着物屋さんに選びに行ったことを思い出し、胸が熱くなりました。
着物を着るのはちょっと疲れるけど、どこか誇らしくも有り、気分がいいものだと思いました。
その後は着物を着る機会はないのですが、ぜひまたあの訪問着を着たいと思っています。

一枚は持っていたい訪問着

6月 11th, 2014

25歳の時に、母に連れられて行った呉服屋さんで訪問着を一枚あつらえました。成人式の振袖を買ったことはありましたが、訪問着は初めてで、大人になったことを実感した瞬間でもありました。その頃はまだ結婚もしていなかったし、訪問着を作ってもそんなに着る機会はないのではないか、もったいないかもという気持ちもありました。しかし、母の強い勧めもあり一緒に着物を選ぶのも楽しそうだったので、母の意向に沿うことにしました。母が私に勧めたのは、水色のグラデーションがきれいで、古典的な花柄が裾に描かれている可憐な訪問着でした。私も控えめな色合いがすごく気に入ったので、その反物で訪問着をあつらえることにしました。その後結婚が決まり、結納やご挨拶にとその訪問着は大活躍することになりました。帯を派手な感じにすれば、華やかな場にもふさわしくなりますし、地味目に結べばミセスになった今でも、きれいに着こなすことができます。今でも、あの時の母の見立ては正解だったなと着るたびに実感しています。

竹色の訪問着で、結婚式におよばれ

6月 6th, 2014

訪問着レンタル | KIMONO-PRO京都
甥の結婚式に招待されました。親族であり、叔母の立場であれば黒留袖か色留袖が正式な礼装ですが、最近は親以外の親族は、そこまで厳密にこだわらない時代です。黒留袖を着ているのは本当に極近しい親族だけいうことも、少なくありません。洋服でもかまわないだろうけれど、それでなくとも着物を着る機会が少なくなったこの頃です。せっかくの着物を着られる機会なので、もうちょっとオシャレな色柄の着物が着たくて、訪問着をレンタルしました。なるべく綺麗な着物が着たいのですが、あまり派手な色合いでも、歳に似合わない若作りになってしまいそうで、却って見苦しいし、選択が難しいところです。レンタルショップの店員さんは、割と明るい色合いで柄も大きいものを進めるのですが、何となくしっくりこないまま、淡い薄紅色に四季の花が描かれている訪問着を予約しました。日にちがあるので、貸し出しに出ている訪問着を、後日借り直してもいいということです。本屋さんで着物雑誌を立ち読みすると、どれも素敵な着物ばかり、やはり今時は、年配の人でも明るく華やかな着物が多いようです。後日、もう一度、ショップに行くと、先回はなかった竹色に白い百合がデザインされた訪問着があります。一目見て気に入り、予約しました。この着物に金梨地風の袋帯で豪華に仕上がり、自分でも似合っていると思い、嬉しくてたまりません。着物ってやっぱり素敵です。